2019年5月19日酒菜の会幹事の宮崎さんの送別釣行会を行いました。
しかし当日の天候は残念ながら曇り、、と言うかとても濃い霧に覆われてしまい、100m先もよく見えない状況となってしまいました。(涙)
この季節の大連ではよくある事で波や風もない状況もあって私達の信頼のおける船長さんの判断により主に岸に近い場所での釣りとなりました。私達も過去何度かこの様な状況での釣りは経験したことがあったので割と安心して釣りを楽しんでいました。
今回の参加者は初参加1名を含む12名となり船も2艘仕立てての釣りとなりました。
しかし釣果は散々たるもので開始から2時間たっても釣果なし(涙)その後もほとんどアタリがなく天候も肌寒かったせいもあり皆さんだんだん無口になってしまいました。
そんな中長島 先生が得意のルアー釣りで待望のアイナメを釣り上げたので私も少しやる気が出てきたのですが、そう簡単には釣れず・・・上がってくるのはリリースサイズのアイナメやカレイばかり・・・。心が折れました。
前回の釣行の時に残念ながら釣果がなかった文文、今回こそは絶対釣って帰ってもらいたかったので隣につきっきりで指導!
とにかく食いの渋いこの日はとことんボトムを意識してもらって口を使わない魚に食わせようと何度も何度も根掛かりして仕掛けは4セットくらい無くしてしまいましたが
ついに!!しかも2連がけ!!!クロソイを見事釣り上げることができました!!!! 本当に良かった!付きっきりで教えた甲斐がありました。これできっと次回以降も釣りに参加してくれる事でしょう!文文おめでとう!
って今回の主役は文文ではなく宮崎さんでした(汗)
いつも釣行の時は弟子の指導に時間を割かれている?弟子に使われている?宮崎さん。今回は残念ながら弟子は不参加となってしまったので思う存分ご自分の釣りを楽しんで頂こうと思っておりましたが・・・
誠に残念ながらこの天候にこの食いの渋さ(涙)大連最後の釣行は・・・😭
いつか必ずリベンジしに戻ってきてください!
この後は一向に釣れる気配もなくもう一艘の船も全く釣れていない様との情報、さらに正午前後から少しウネリも出てきた事もあって12:30に竿を納め帰路につきました。
そしてトラブルは起こってしまいました。
なんと帰る途中に突然船が激しく揺れ、何人かが座っていた椅子から落ちてしまいました!最初は何が起きたのか訳がわからなかったのですが、どうやら船が浅瀬に激突したと言うことがわかりました。
幸いなことに船の速度もそれほど出るものではなかったのでけが人が出る事もなく船底に穴が開いたりもしなかったのですが、おそらくその衝撃で船のプロペラが降りなくなってしまい浅瀬で船が漂流し始めてしまいました。
船頭たちも少し慌てた様子でエンジンを直そうとしますがなかなかプロペラが降りず5〜10分ほどでしょうか浅瀬で船がアンコントローラブルになると言う事態になってしまい、最悪の場合ウネリに煽られて側にある岩にぶつかってしまう事も考えられました。
その間船頭ももう一艘に乗っている曲船長に連絡を取って助けを呼びますがこの濃い霧の中ではなかなか場所がわからない様ですぐには助けには来れない状況でした。
しばらくしてなんとかプロペラを下すことができその場を脱することができましたが、今回私たちの乗った船の船頭は私たちも初めて見る船頭で不慣れなのかパニックになっていたのか、通常ウネリに対してできるだけ船を垂直方向に立てないと転覆の危険があるにも関わらず、浅瀬近くのウネリが高くなる場所を横からウネリを受ける形で走行してしまい、まともに横から波を受けて乗船していた私達全員が頭から波を被ってしまいました。
流石にこのまま彼らに任せて走行を続けたら危険だと判断したので浅瀬から離れた場所に船を止めさせて信頼できる曲船長の助けが来るのを待つことにしました。
この時も海上は濃い霧に包まれていたのですが、そこで活躍したのがスマートフォンでした。ウィチャットのアプリでお互いの居場所をリアルタイムで送信しあって現在位置を確認しながらなんとか無事に曲船長の船と合流することができました。
今回の釣行では改めて釣りは一つ間違えたら重大な事故になることがあるということを思い知りました。そしてライフジャケットの着用とスマートフォンの必需性、いざという時に使えなくならない様に防水ケースに入れるなどしっかりと対策を取る必要があるなと感じました。
今回の事を教訓として万が一の事態が起こってしまった時でも自分たちの命は自分たちで守れる様しっかりと対策をし、何よりも安全を一番に考えて信頼できる方に船頭をお願いしその判断に従い最新の注意を払って釣りを楽しみたいと思います。
何より無事に帰ってこられて良かったです。
伊東