こんにちはMassaです。
今回は「大連ぶらり途中下車の旅」と題して大連の地下鉄や軽軌道の駅周辺の散歩をしながら大連の街を紹介できたらなと思います。
実は10年も大連にいますが、私の活動範囲は非常に狭くってまだ行ったことの無いところがたくさんあるんですよね。きっと何か新しい発見があると思うのでちょっと楽しみな企画でもあります。
よろしければ皆さんもぜひお付き合いくださいね。
大連交通の要所「西安路」
さて、第一回目の今回は”大連の交通の要所”と言っても過言では無い「西安路(シーアンルー)駅のご紹介です。
西安路は道路の名前なのですが、一般的に「西安路」というと黄河路と西安路の交差点付近の場所を示します。
このエリアにはマイカルやカルフールといった大手のスーパーやデパートの他、中央大道といったショッピングモールなどが集まっている大連の中でも非常に大きい商業区画になっています。
夏頃にはHuaweiの大型ショップもオープンする予定になっていて今後もどんどんと賑やかになっていく事が予想されます。
また冒頭でも少し触れましたが、交通の面でも要所となっていて、地下鉄は1号線と2号線が交差する乗り換え駅ですし、また路面電車の202号線や公共バスなどで各方面へアクセスする事ができます。
大連地鉄の路線図
ここでちょっと大連の地下鉄の路線図をご紹介しましょう。
現在大連の地下鉄は(といっても地下を走らないのもありますがw)
高鉄の主要駅の大連北駅方面の姚家(ヤオジャア)〜西安路を通って〜小平島手前の河口(フゥコウ)までの1号線
大連港方面は海之韵~西安路を通って~周水子飛行場方面の辛寨子(シンジャイズ)までの2号線。
大連駅から開発区方面,金沙滩(ジンシャアタン),九里(ジウリィ)までの3号線
1号線の終点でもある、河口から旅順方面の旅顺新港(リュウシュンシンガン)までの12号線
が現在営業運転を行なっています。
大連の地下鉄の歴史
まず最初に現地下鉄3号線(以前は快轨(クアイグイ)とか轻轨(チングイ)と呼ばれていました)の金砂滩から香炉礁( シャンルウジャオ)までが2003年に先に開通しました。
香炉礁は今ではIKEAやアウトレット、METROなどの大型商店が集まっていますね。
そして2005年に香炉礁から大連駅までの区間が、2008年に開発区から九里までの区間がそれぞれ開通しています。
その後2010年に正式に1号線と2号線の建設が決まり2015年5がつに2号線の飛行場駅から会議センターまでの区間、10月に1号線の姚家から富国街までがそれぞれ開通し、2017年6月にそれぞれ全線開通しています。
一方12号線は2009年に路面電車の202号線の延伸として計画が立てられまず2014年の5月に旅順新港から蔡大岭(ツァイダアリン)までが先に開通し、2017年6月に全線開通しています。
私が大連に来たのがちょうど2010年7月。
ちょうど地下鉄工事が始まった頃で2〜3年ほど市内のあちらこちらで地下鉄工事が行われ時々夜中に突然ドカーン!!って炸薬の破裂する音なんかが聞こえてましたねw。
当時の主な移動手段はバスかタクシーでしたので、大連で生活する多くの人たちにとってもこの地下鉄ができたことで移動がとても便利になったことは間違いがありません。
特に町外れにある空港や高速鉄道の主要駅である大連北駅まで地下鉄で行けるというのは私たち外国人にとっても非常に便利になったと思いますよね。
地下鉄でGo!!
では早速大連の地下鉄に乗ってみましょう!
地下鉄への乗り方基本日本と一緒で乗車券を買って自動改札を通れば良いのですが、違う点は手荷物検査がある事とコロナウィルス蔓延防止対策としての健康管理アプリの提示が必要な事です。
この点は日本と違って徹底されていますよね。開通当初は「地下鉄でやり過ぎじゃ無い?」って思っていましたが、結果的にテロ対策としても安心できますし、コロナウィルス対策も徹底されているので今では当たり前になってあまり不便さは感じなくなりました。
荷物は空港の手荷物検査の様に手荷物をX線の機械に通すだけです。火器類や刃物などの危険物の持ち込みを禁止しています。
大連地鉄のホームページに地下鉄利用指南の動画がありましたので埋め込んでおきますね。
乗車指南 安全検査編
乗車指南 乗車券の買い方
多分中国語が分からなくても映像を見れば理解できると思いますよ。ちなみに車内には綺麗な案内のお姉さんは乗っていませんので悪しからずw
さてこのカードを改札機にタッチして構内へ向かいます。
今回の目的地は「联合路(リェンホウルゥ)」
さて今回の目的地は2号線を市内方面へ一駅「联合路」駅です。
初回なんでね、今回は私の用事を済ませた後、帰りは運動を兼ねて西安路まで歩いて戻ろうと思います。
車内はまだ新しいだけあってとても綺麗で清潔感があります。やっぱり朝夕のラッシュとかあるのかなぁ。
車両は日本の地下鉄と比べると一回り小さいと言うかちょっと狭さを感じますね。座席もクッションがないので座り心地は日本の方が良さそうです。
まぁでもあまり長時間乗る事もないでしょうから問題と思いますがね。
さて電車は二分ほどでお隣の联合路駅に到着です。
写真を撮り忘れちゃったんですけど改札を出る際は乗車券(カード)を改札機の正面下部の挿入口に入れてくださいね。
野暮用をちょっと・・・
联合路駅のC出口に向い地上へ出ます。
出口を出たらそのまま直進すること50m、本日私が行きたかったのがこちら。
釣具の上州屋です。
週末に釣りに行くのでその準備をしようと思ってやってきました。こちらの上州屋は特に日本語対応してくれるスタッフとかはいませんが、店員さんはみんな感じの良い方なので良くお世話になっています。
値段的には輸入品なんかは日本での定価より少し安いか同じくらいですかね。中国国産メーカーものは物によりますが、もしかしたら他の地元のお店よりもお高めかもしれません。
ただ地元の釣具屋さんって始めはちょっと入るのに勇気がいるんですよねw
その点こちらは馴染みのある店の看板だからか入りやすいんですよね。
中山公園
さて上州屋での買い物を終え用事は済んだのですが、せっかくここまできたのですぐ近くの中山公園に来てみました。
こちらの公演もなんと日本統治時代からある歴史ある公園なんですね。
以前の名前は「聖徳公園」といっていたそうで、なんでも西側の小高くなった場所に聖徳太子堂と言う社があって聖徳太子の木製の像を祀っていた様ですよ。
こちらも戦後に中山公園と名前を変えて今でも人々に親しまれる公園となっています。
位置的には非常に交通量の多い”黄河路”と”東北路”の交差点付近にありますが公園内は非常に緑が多く綺麗に整備されていて、沢山の人で賑わっていました。
集まっている多くのかたが比較的ご高齢の方が多く気の合う仲間でグループを作ってトランプゲームをやっている方が非常に多かったです。
そして中央の広場付近ではなんとカラオケ交流会でしょうか?青空の下大音量のカラオケを楽しんでいるみなさんもいましたよ。おそらくこの公園の立地条件が青空カラオケを可能にしたのでしょうねw。
正直日本では見かけない光景なのでちょっと驚きましたが、日本人とは違って細かいことはあまり気にしない民族性はある意味非常に自由だなと思いました。
そして中山公園の大半を占める施設として华宫(フアーゴン)がありますが、こちらはどうやら骨董品などの市場の様ですね。今回は時間が取れなかったので中には入らなかったので、またの機会にご紹介できればと思います。
联合路から西安路までお散歩
さて中山公園を後にして今度は普段の運動不足解消の為に西安路まで黄河路を歩いて戻りましょう。
黄河路は市内から旅順方面へ向かう三つの大きな道路の中央を走る旅顺中路に続く道なので普段から交通量も多く、路線バスも沢山通っています。
特に目を引くのはケーブルバスとでも言いましょうか?電車の様に電線から電力の供給を受けて走る電バスが走っています。
電車とは違って電力供給を受けるための装置であるパンタグラフが非常に長いので右から2社線分は道路を走れる様になっています。なので途中に迷惑駐車や遅い車があっても避けられる様に設計されているんですね。
私は日本で見た事がなかったので初めて見たときは衝撃的でしたね。日本でもどこかで採用されているのでしょうか?知っている方がいたら是非コメント欄で教えてください!
そんな黄河路を歩いて行きましょう。
今現在の大連ではほとんど完全回復したコロナウィルスの混乱ですが、やはり経済への爪痕は街の景色にも影響を与えていて以前とは少し景色も変わってしまい空き店舗が増えてしまっていましたね。
ただ、私が感じるところでは中国人の人たちの中にあまり悲壮感みたいなものは感じません、むしろこの困難を乗り越えたと言う自信を感じる言葉をよく耳にします。
来年は冬季北京オリンピックも開催される事でしょうし、きっとすぐに今まで以上の活気を取り戻すのでしょうね。
越洋物语
さて西安路の手前にあるショッピングモールの中に最近オープンしたと見られるお店を見つけたのでちょっと寄り道しました。
こちらのお店、「越洋物语」は古くからあるのですが、主に日本からの輸入食品や日用品をあつかうお店で、私も時々見つけるとついつい寄ってしまうんですよね。
売っているものは日本のスーパーマーケットでよく見かける様なありふれたものなのですが、洗濯用の洗剤やお菓子類など日本で使い慣れた物を買えるは良いですよね。
お値段的にはこちらの日用品と比べてしまうとやはり高いのですが、洗濯用洗剤などはやはり日本の物の方が汚れ落ちや洗い上がった後の質感などは全然違うので日本から持参したものが無くなった時などに手軽に買えるのはありがたいです。
さてそんなこんなで西安路まで戻ってきました。
これから時々地下鉄や路面電車の駅周辺などを散歩しながら公園やお店など紹介できたらと思いいますので楽しみにしていてくださいね。
Massa
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